行ってまいりました!
六代目中村勘九郎襲名披露「二月大歌舞伎」初日
今回は大奮発で桟敷席です!
…というか、もうそこしか空いてなかった
『春興鏡獅子』
裃後見は七之助さんです。
この七之助さんの後見が、何とも端正でございました。
まず、姿が良い!
控えている型がきれい!
(七之助さん、顔が少しふっくらされて、男前度がました気がします。
これは女形をやるにもずいぶん良いと思います)
後見というよりも、裃姿でもう一人の出演者として演じられているように見えました。
じっとお兄様の舞踏を見守るところ。
袖口から小布を出すところ。
タイミングを合わせて小道具の準備をするところ。
手先が器用で、動きが静かで美しいです。
役者さんが後見をすると、こんな風になるのだと、もう一つの出し物を見ているようでした。
獅子の頭を取りに行くところなどは圧巻で、
初めは中腰から、歩きながら段々背が高くなり、
獅子を置いてある台の所に着いた時には体がすっと伸びていつもの身長に。
この動きもなめらかで、エスカレーターのパントマイムを見ているようでした。
それだけの筋力と、舞の修練があってこそなのでしょうね。
七之助さんの後見はとても慎重で、
後ろ向きの勘九郎さんに扇子を渡す時などは、
お兄様が扇子に手をかけても、きちんと握って踊りだすまで、
ずっと手を添えていらっしゃいました。
けして仕損じない様に、という緊張感をそういう七之助さんから感じられました。
新・勘九郎さんはすごい汗で、
小道具を取りに行ってこちらに背を向けて座った時は、
七之助さんが何度も顔の汗を拭いてあげていました。
(手術中の看護士さんみたいな感じです)
勘九郎さんの弥生は初々しさ、品の良さがよく出ていて、
舞踏でも演じ分けというのはできるのだなぁと、感心しました。
遠目で見るとかなりかわいらしいです。
『ぢいさん ばあさん』にご出演の坂東秀調さま。
拝見するのはお久しぶりだったのですが、お元気そうでほっとしました。
長身の着物姿が相変わらずいなせで、上品な色気があります。
オペラグラスで見ると、細やかな表情を作られていて、
誠実なお芝居がやっぱり素敵でした。
秀調様は、テレビの時代劇でも拝見したい方です。